エントリーシートの書きかたや注意点を検証します。効果的な、そして目を引く職務経歴書とは?
中高年が転職を考える場合、転職市場の厳しさを覚悟して決めるのですから、それほどの動機があり、それほどの理由があるでしょう。
あるいは自分の意思に関係なく、転職を余儀なくされる場合もあるでしょう。
いずれにしても年齢的に若年層との競争に巻き込まれるわけですから、それなりの覚悟が必要です。
特に若年層の給与と中高年の給与を比べると、若年層のほうが安いとみるのが一般的。
しかし、これからの在職年数や、吸収力、仕事の「伸び」を考えると、やはり若年層には負けます。
そうなると、中高年が若年層と競争に勝つためには何が必要かもおのずとわかってくるでしょう。
もしあなたが技術職などでユニークなアイディアを持っている場合、
それは転職、いや会社を興せるいいチャンスかもしれません。
特に大学の研究者が会社を興せるように法律が改正になったため、教授で経営者という例も多くなりました。
教授とまで行かなくても、こうした組織は研究職以外の人材(例えば技術営業など)が不足しているので、
経験が豊富なあなたであれば、こうした組織で腕をふるうことも夢ではありません。
またこうした組織はニッチというより基礎的な部分からの研究を積み重ねてのデビューですから、
対象市場は大きく、成功すれば反対報酬も大きいのが特徴です。
2006年の中小企業白書ではこうした大学発ベンチャーの目指す市場は、
国内ではなく多くは世界を目指していると解説しています。
経済、法制度(新会社法、SOX法など)の影響で雇用情勢はかなり変化しています。
また、経済のグローバル化により地方の中小企業も世界のマーケットとの競争になっています。
こうしたことを背景に中高年が培ってきた経験や知識が役立つ場面は狭められているようです。
特に多くの部署を経験した人ほど、結果的に器用貧乏となり「使えない」人材となる可能性が高いです。
しかし、こうした情勢を見越して「自分への投資」を怠らなかった人ほどあわてないで済むようです。
中高年の転職がかなり厳しいということから、最近では地方の少子高齢化、過疎対策などで、
中高年を受け入れる自治体が多くなっています。
単に居を地方に移すだけでなく、そこで職を得ながら暮らすわけですから、ある意味転職といっても差し支えないでしょう。
ただ、この場合でも家族の問題、移住先の仕事や収入、住環境、将来像など、次前に綿密に計画、
調査が必要です。単に憧れや田舎暮らし、といった動機で実行した場合、取り返しのつかないケースもあり、
成功している人たちはやはり事前に時間をかけて綿密な調査と、近隣の人たちとの交流を怠っていなかったようです。
新卒、第二新卒のように、勢いや希望で仕事をきめてはいけないということでしょう。
中高年の転職希望者は増えているのに、中高年向けの求人数は横ばい・・・というのが現状です。
そんな中、インターネットの世界では、中高年の転職支援サービスがいくつも立ち上がっているようです。
長年の経験を必要としている企業もありますが、年齢ではなく、
単なるミスマッチで企業と中高年の転職者がかみ合わないという実情もあるようです。
ですが、中高年の転職支援サービスを利用すれば、その辺のミスマッチもなくなるでしょう。
これを利用しない手はありませんね。転職コンサルタントといわれる人をつけて転職活動を
支援してくれるところもあるようです。
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